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筋肉牧場 神社仏閣編 最終回

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 夜、人のいない靖国神社。さまざまな思いの渦巻く場所だが、不思議と空気感は重くない。しかしやはり深淵だ。
 神社仏閣を訪れることはもちろんいいのだが、離れた場所から思いをはせることも良いのだそうだ。今、こうして生きさせていただいていることに、しっかり感謝したい。

写真:靖国神社

投稿者:高嶋真志  2007.08.09

筋肉牧場 神社仏閣編#24

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 都内に帰ってきて、次はどこにしようか考えた。神田明神にした。大江戸総鎮守、総氏神様とされる、東京のボス的存在の神社だ。大黒様、恵比寿様、そして平将門が祀られている。大手町には京都から飛んできた将門の斬られた首が落ちた場所とされる「将門塚」がある。皇居のすぐ近く、ビルの谷間にひっそりと、それはまるで異界への入口のごとく存在する。靖国神社のすぐ近くにも将門を祀る築土神社がある。都内には要所要所に、平将門の気配が残る。

写真:神田明神

投稿者:高嶋真志  2007.08.08

筋肉牧場 神社仏閣編#23

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 戸隠神社は中社が最も大きい。でも、奥社の存在感には勝てない。入口から中門を経て2kmほど歩き、山の奥深く、崖の半ばにある戸隠神社奥社に到着した。本殿の向こうは崖を伴う山である。先にも書いたが、伊勢や出雲、熊野とはまったく趣の違う存在感を示している。ここに到達すると、他のものも含めて、何が“宗教”なのかを考えさせられる。ここに触れると結局はすべて、天につながっているとしか考えられなくなる。一つのものだけを信じることが間違っているとは言わないが、もっと根本的なものがあることを、この場所は気づかせてくれる。

写真:戸隠神社:奥社

投稿者:高嶋真志  2007.08.01

筋肉牧場 神社仏閣編#22

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 京都・奈良はあまりに数が多いのでまたの機会にまわし、一気に長野県、戸隠へ。戸隠一帯は、山自体が霊山とされている。歩いていると、出雲や伊勢、熊野、そして高野山などとは趣が異なるのが分かる。写真にも見られるように、山と神社が一体化しているのだ。自然と神道とのつながりが良く理解できる。周辺にはたくさんの泉も湧き、今にも精霊が現れそうな雰囲気が心地いい。

写真:戸隠神社:奥社の中門

投稿者:高嶋真志  2007.07.19

筋肉牧場 神社仏閣編#21

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 西北に向かい、奈良県天川村へ。想像していたよりも、天河弁財天社は小さかった。しかしその存在感は大きい。芸能技芸練達の器教「五十鈴(いすず)」の響きは、何かに共鳴し同調させていただけるかのような、不思議な波紋を与えてくれる。やはりここ一帯の山々も深い。

写真:天河弁財天社

投稿者:高嶋真志  2007.07.16

筋肉牧場 神社仏閣編#20

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 伊勢神宮からクルマで20分ほどの二見温泉は、思った以上にこぢんまりとした温泉地。東を望む夫婦岩の前に立つと、何かの通り道に触れたような気になる。

写真:二見温泉:夫婦岩

投稿者:高嶋真志  2007.07.12

筋肉牧場 神社仏閣編#19

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 「熊野に3度、伊勢に7度」といわれるだけあって、伊勢神宮(内宮・外宮)は規模も空気感も大きく、そして深い。出雲大社や熊野三山とも一線を画す存在のように思える。

写真:伊勢神宮

投稿者:高嶋真志  2007.06.29

筋肉牧場 神社仏閣編#18

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 道開きの神、猿田彦神社の境内には、佐瑠女神社も鎮座されている。芸能や技芸の神様である。天照大御神が天岩窟(あめのいわや)にこもられたときに神楽を披露し、それを機に平和が訪れたと伝えられている。芸能の神なだけに、奉納演奏などもここで多く行なわれているようだ。

写真:佐瑠女神社

投稿者:高嶋真志  2007.06.20

筋肉牧場 神社仏閣編#17

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 三重県に到着。伊勢などを巡ることに。まずは、神様を導いたという神様が祀られている猿田彦神社へ。他とはひと味違う神社だ。師匠の師匠といったところか。導きの神だけあって、きっかけをくださるはじめの“一歩守”や子供とのドライブを安全へと導く“子供が乗っています”サインなどが売られている。

写真:猿田彦神社(三重県)

投稿者:高嶋真志  2007.06.18

筋肉牧場 神社仏閣編#16

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 出雲・松江から西南に下り、尾道へ。千光寺から見渡す尾道水道の風景は、心が和む。その神社の下には志賀直哉が一時期居住した旧居が残っている。僕にとっては神社仏閣と同等に神聖な場所だ。

写真:尾道『志賀直哉』旧居

投稿者:高嶋真志  2007.06.11

筋肉牧場 神社仏閣編#15

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 出雲国神仏霊場第18番「須佐神社」。住宅地にポツンとある神社だが、その存在意義は大きい。小さな本殿の裏に、樹齢千数百年の杉の木が立っている。触れてみた。いろんな歴史を知っているのだろうが、自分はまだまだ感じられない。樹木と会話ができたら、どれだけ衝撃を受けるだろう。彼等の話を聞いてみたい。

写真:須佐神社と大杉

投稿者:高嶋真志  2007.06.06

筋肉牧場 神社仏閣編#14

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 出雲大社から歩いて数分で、日本海に出る。ここ「稲佐の浜」にも、神にまつわる話が多い。国造りの場所だったり、神々の打合せの場所だったり、そもそも海からの神がこの浜に上陸し、出雲大社に向かったなど、たくさんの神話が残る。写真に見える、小さな島というか大きな岩の頂上部にある祠に、その痕跡を感じさせられる。

写真:稲佐の浜

投稿者:高嶋真志  2007.05.30

筋肉牧場 神社仏閣編#13

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 10月は「神無月」と言われている。それはすべての神様がその時期にここ出雲に集まるからで、出雲においての10月は「神在月」なのである。また出雲大社は「縁結び」でも名高いが、それは単に男女の仲を結ぶことだけでなく、人間が立派に生長し、すべてのものが幸福であるようお互いの発展のため、“縁”を結んでくださるのだそうだ。僕という人間を、ご縁に従って“人間の生長”に役立てていきたいと思った。

写真:出雲大社の背部を歩く。

投稿者:高嶋真志  2007.05.23

筋肉牧場 神社仏閣編#12

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 尾道や岡山、そして松江市内を観光がてら経由し、出雲大社にやってきた。もっと観光地化していると思い込んでいたが、周辺は意外と静かだ。しかし、ずっと訪れたかった出雲大社に来ることができた。

写真;出雲大社(島根県)

投稿者:高嶋真志  2007.05.19

筋肉牧場 神社仏閣編#11

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 広島市内に戻ってきた。神社仏閣ではないけれど、これは入れておきたい。それが「原爆ドーム」。その瞬間のこの付近の光景は想像できないし、できれば考えずにいたい。流れる河には、いろんな記憶が残されているのだろう。これまでもある程度は知っていたつもりだけれど、その現実に少しでも近づくことで初めて気づくことが、やはり多い。

写真:原爆ドーム

投稿者:高嶋真志  2007.05.17

筋肉牧場 神社仏閣編#10

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 思い切り西へ移動し、広島へ。フェリーに乗り宮島を訪れる。内海と空のブルー、宮島の深緑に、厳島神社の鳥居と本殿の朱が映える。

写真:厳島神社

投稿者:高嶋真志  2007.05.15

筋肉牧場 神社仏閣編#9

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 大洪水があったその日まで熊野本宮の社のあった大斎原は、それほど広くない。和歌山県は“日本のヘソ”と言われているが、この大斎原は航空写真で見ると、子宮の形をしているという。その中央に、神の祀られていた記憶として祠(ほこら)がある。これまで何億もの人々が、この祠を目指して古道を歩き、手を合わせてきた。

写真:熊野本宮大社:大斎原

投稿者:高嶋真志  2007.05.10

筋肉牧場 神社仏閣編#8

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 熊野本宮大社に戻る。#3に書いたように、元々本殿は川岸の大斎原(おおゆのはら)に鎮座していた。現在、その大斎原の入口には、大きな鳥居が立てられている。遠くからこの鳥居を目にすると、不思議な模型を見ている気になる。

写真:熊野本宮大社:大斎原

投稿者:高嶋真志  2007.05.09

筋肉牧場 神社仏閣編#7

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 新宮市はその名のごとく、新しい宮として熊野近辺にしては街の色合いが強い。高層ビルは無いが、住居や店舗に並ぶようにこの地に鎮座する熊野速玉大社は、熊野三所権現が最初に降臨された元宮である神倉山から現在の鎮座地に遷られたことから、神倉神社の「旧宮」に対して「新宮」と号された。世界遺産になった熊野一帯だが、妙な観光地化は無く、ある程度の呼吸を保っている印象を受ける。

写真:熊野速玉大社

投稿者:高嶋真志  2007.05.07

筋肉牧場 神社仏閣編#6

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 熊野那智大社。瀧に目を奪われる分、存在が薄まってしまう部分もあるが、こここそ、熊野那智大社である。鳥居越しに眺める山々は奥行きが素晴らしい。

写真:熊野那智大社

投稿者:高嶋真志  2007.05.02

筋肉牧場 神社仏閣編#5

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 瀧からさらに山を登ると那智大社に出る。そのすぐ横に、青岸渡寺(せいがんとじ)がある。このお寺も熊野三山の一つだが、明治期の神仏分離により那智大社と同じ立地にありながら分けられたという歴史がある。煌びやかな赤色が印象深い神道の建造物とは異なり、古さを感じる茶色一色。西国第一番礼所で、不思議な存在感がある。

写真:那智山青岸渡寺

投稿者:高嶋真志  2007.04.26

筋肉牧場 神社仏閣編#4

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 太平洋に面した那智勝浦町に一泊。そこから車で山道を20分ほど登り、徒歩で巨木の森を降りていくと、那智の瀧が現れる。空のあるポイントから、突如一筋の水が流れ落ちているように思われる。繊細かつ大胆で、目の前で眺めていると身を委ねたくなってしまう。

写真:那智御滝。

投稿者:高嶋真志  2007.04.25

筋肉牧場 神社仏閣編#3

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 南下して熊野へ。山々が深く、緑も濃い。最初に詣でたのは、熊野三山のひとつ、熊野本宮大社。元々は、現在巨大な鳥居のしつらえられた大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる、河のほとりの空間に本殿があった。しかし洪水で流され、現在の少し高い場所に移された。本殿までは、杉並木の階段を登る。空気が身体に染み入る。

写真:熊野本宮大社(和歌山県)

投稿者:高嶋真志  2007.04.23

筋肉牧場 神社仏閣編#2

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 高野山での宿泊は、宿坊と呼ばれるお寺になる。昔の良き日本を感じさせてくれる、8畳ほどの部屋で眠る。食事は別の個室が用意され、書や仏像に囲まれながらビールも飲める。お坊さんたちのサービスも旅館並みで、これからもたまには、このような場所に泊まりに来たいと思った。

写真:高野山普賢院の客室

投稿者:高嶋真志  2007.04.19

筋肉牧場 神社仏閣編#1

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 旅の香りが欲しくなり、日本の神社仏閣をいくつか見に行くことにした。スタートは金剛峰寺。西暦816年に空海が一帯を道場として開いた高野山の総本山である。弘法大師とも呼ばれる空海が「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経」という経典から、「この山は永遠に守り続けなければならない最上最尊の峯」として名付けたお寺だ。この一帯は当初、女性が入ることができなかった地域で、高野山そのものがお寺のような空気を放っている。これからしばらく、日本の魅力に触れていきたい。

写真:高野山金剛峰寺(和歌山県)

投稿者:高嶋真志  2007.04.18