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事故

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自分に第六感があるかどうかは知らないが
たしかに「守られている」と感じるときがある。

いつもの通勤コースをダラダラと歩いていて
ふと、普段は目もくれない、どこにでもある
コーヒー屋の看板に目がとまる。

中に入って、気弱そうなお兄さんから
ホットコーヒーのSサイズと
ブラウニーを受け取り、
小銭で代金を払う。


それはたった数分のことだったのに
店を出ると
すぐ目の前にすごい人だかりができていた。
倒れている人がひとり、ふたり。
どちらも意識はしっかりしているようだ。

文房具屋の店先に一台のタクシーが
どういうわけか鼻先をつっこんだまま
途方に暮れたように、小さくちぢこまっている。


通りすがりの、
顔のこわい親切な外人のオバチャンが
倒れているうちのひとりに詰め寄って
えらい剣幕で大丈夫かと尋ねている。


誰も重症にならなくて良かった。
大丈夫?とたずねられたのは、
もしかしたら私だったかもしれない。
アイム、オーケー。
わたしは今日も生き延びた。

投稿者:jungletower  コメント (0)  2004.11.12